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白板症（はくばんしょう）
病気の基礎知識
白板症の基礎知識をご紹介します。
どんな病気？
口腔粘膜が角化異常（代謝異常）を起こし、白い板状に変化する粘膜の病気です。
癌になる手前の状態（前がん病変）と言われています。
歯肉の白板症
舌白板症
中心部の白板症は進行しており、周囲に白板症が広がっています。
なぜ起こる？
粘膜に何らかの刺激が加わり、粘膜の代謝に異常が生じ（角化異常）、細胞に変化が起きます。
主な刺激の原因は、喫煙、歯や義歯が強く当たる、ストレスによる噛みしめなどです。
潰瘍を伴った白板症
舌の一番奥歯が舌を刺激し、潰瘍を伴った白板症を形成。
ストレスによる噛みしめによって起きた
舌白板症
舌白板症
検査方法は？
臨床所見を見て経過を見ます。場合によって病理検査を行います。
なぜ治療が必要か？
白板症は、前がん病変であるため、癌化することがあります。
そのため白板症状態が続くと、早めに切除してよく調べたほうが安心でしょう。
白板症から癌化した舌癌
治療方法
白板の程度によって経過を見ますが、白板症状態が続くと癌化の恐れがありますので、
早めに切除してよく調べたほうが安心でしょう。
生活の中で心がけること
口腔粘膜を刺激するような習慣は改め、歯や義歯が当たっていれば、早めに刺激を除去しましょう。
白板症が見られたら、専門医で定期的に経過観察してもらいましょう。
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